2012 Fiscal Year Annual Research Report
Webベースの遺跡等の3Dモデルを自動生成する考古学、まちづくり支援システム
Project/Area Number |
22560537
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Research Institution | Gifu Keizai University |
Principal Investigator |
杉原 健一 岐阜経済大学, 経営学部, 教授 (80259267)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沈 振江 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (70294543)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 3次元モデル / 自動生成 / 古代建物復元 / CG / GIS(地理情報システム) / 考古学支援 / 3Dモデリング / 建物境界線 |
Research Abstract |
【研究の目的】 古代の遺跡や中世の街並み等を復元する3次元モデルを自由に観察できるシステムがあれば、多くの研究者や住民が発掘調査や考古学研究の成果を理解でき、考古学に資するものである。しかし、3次元モデルを作成するには、3次元CGソフトを用いて多大の労力と時間をかける必要である。そこで、本研究では、これまでの研究成果「3次元都市モデルの自動生成システム」を発展させ、「古代・中世の街並みや寺院等の建物を復元する3次元モデルの自動生成システム」を開発することを目的とする。 【研究実施計画】 これまでの研究成果である「自動生成プログラム」をベースに古代の建物を生成するプログラムに発展させたシステムを開発し、精緻な古代建物の3次元モデルの自動生成システムの開発を行う。 【研究成果】 これまでの研究では、建物境界線(建物ポリゴン)の頂角が直角のポリゴンを長方形の集まりにまで、分割・分離して、これら長方形の上に、Box形状の建物本体や上から見て長方形の屋根を配置して、3Dモデリングを行った。しかし、全ての建物ポリゴンが直角ポリゴンとは限らない。本研究では、非直角建物ポリゴン(non-orthogonal)に対して、Straight Skeleton(直線状の骨格)手法を用いて、自動生成する手法を開発した。本年度の研究成果として、①建物の3次元モデルを自動生成する基礎技術として建物ポリゴンに対する処理で、ポリゴンのStraight Skeltonの生成システムの開発。②生成したStraight Skeltonに基づいて、複雑な形状の屋根の自動生成システムの開発。具体的に、六角堂や八角堂などの多角塔の3次元建物モデルの自動生成に成功した。これらの研究成果は、建物の3次元モデルが主要な構成物である「古代都市を復元する3次元モデル」を構築するための基礎となる重要な研究成果である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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