2012 Fiscal Year Annual Research Report
都市観光における資源と周遊行動の時空間スケールに着目したマーケティング戦略手法
Project/Area Number |
22560539
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
西井 和夫 流通科学大学, 総合政策学部, 教授 (80115906)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 勝直 流通科学大学, サービス産業学部, 教授 (70026300)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 都市観光 / マーケティング / 観光圏形成 / 時空間スケール / エリアマネジメント / 観光まちづくり |
Research Abstract |
本研究の目的は、都市観光における需要側のツーリストの周遊行動パターンと供給側のツーリズムマーケターが整備対象とする都市観光資源との両者の時間的・空間的スケールに着目することにより、魅力的で持続的な観光地(圏域)形成のためのエリアマーケティング・マネジメントアプローチの実証的検討を行うことにある。本研究は、観光地(圏域)としての「都市(圏)」とツーリストの行動特性の両者の時空間特性に着目したユニークな接近法の開発とその実践的展開を行うものであり、都市観光マーケティングにおける計量的戦略手法の体系化にとって意義深い。『都市観光(回遊活動)』は、これまで「都市型観光地交通」のタイプとして捉えられているが、両者を包括し、かつ対応すべき課題に即した新しい接近法(調査分析手法)の開発が必要である。一方、観光地(圏域)としての都市(圏)と交通システムとの関係性の観点から,より広範な計画課題への取組みの必要性が叫ばれている。人口減少及び生産人口減少期において,まず顧客対象としての都市圏内および都市圏内外の交流人口の確保が不可欠となる。またこれら顧客の都市的活動を支える基盤施設整備を前提として,都市圏での魅力的で活発な購買・消費活動需要の創出を促す有効な都市・交通戦略(観光まちづくり等)が求められている。そこで本研究では,以下の都市観光戦略策定法に関する実践的な課題について検討した。 [1]AMMAにおける定量的なマーケティング・リサーチ手法の開発適用 [2]魅力ある持続的な観光地形成のためのマーケティング戦略の体系化検討 これらについて、都市観光を対象としたリサーチの実施とそのデータ解析を通じた方法論的検討とともに、都市観光マーケティング戦略の策定・評価方法の有効性検証を行ってきた。 本報告書は,これら3年間の検討だけでなく、関連分野を包含した諸研究の成果とともにとりまとめたものである。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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