2012 Fiscal Year Annual Research Report
古紙シュレッダーダストを混合した低強度領域対応型の土質改良
Project/Area Number |
22560552
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Research Institution | Akashi National College of Technology |
Principal Investigator |
友久 誠司 明石工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (60099827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鍋島 康之 明石工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (40263214)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ペーパーシュレッダ^ダスト / 泥土 / 一軸圧縮強度 / 改良土 / 乾湿繰り返し / セメント / 廃棄物 |
Research Abstract |
本研究は建設廃棄物の泥土に紙片を混合し、改良土を建設材料としての利用を目的としている。泥土の含水比は40%で、混合する紙片は新聞紙と再生コピー紙の2種類である。[実験1]は幅3,4,5mm、長さ1,2,3cmの新聞紙片を混合率(泥土の湿潤質量比)0.5、1、2%を泥土に混合する27種類の改良土の強度発現特性を追究する。また、再生コピー紙は紙片の幅が4cmで、新聞紙と同じ長さと混合率の9種類である。改良土の評価は一軸圧縮試験(直径5cm、高さ10cm)を行う。 [実験2]は紙片とセメントを併用した改良土の強度発現特性を検討している。供試体の配合は、幅4mm、長さ2cmの新聞紙を0.5、1、2%の3段階で混合し、セメント添加率は3%で養生日数は3日と14日である。 [実験3]は幅4mm×長さ2cmの再生コピー用紙を1%混合し、セメントを0、1、3%併用した改良土の耐水浸性を調べている。試験方法は、40℃炉乾燥2日、20℃水浸1日の合計3日を1サイクルとし、各乾湿繰り返しサイクル数の増加に伴う供試体の状況および一軸圧縮強度の変化を調べた。結果として、紙片を混合した改良土は以下のことが明らかになった。 1. 15~170kN/m2の強度領域で紙片混合率が増えると強度は増加する。紙片2%の混合で 第四種処理土として、セメントを3%併用すると第二種処理土として有効利用ができる。 2. 一軸圧縮試験後のセン断面には、混合した紙片の破断は見られない。(1)紙片混合率が多い(2.0%)場合:改良土の含水比低下量が多く、高強度が得られる。(2)紙片混合率が少ない(0.5%)場合:改良土の含水比低下量は少なく、紙片の引き抜き抵抗が大きくなり高強度が得られる。 3.土単体の供試体に比べて乾湿の繰り返しによる劣化が抑制される。また、セメントの併用でさらに劣化が防止でき、軟弱な泥土を堤防の盛土へ有効活用できる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)