2012 Fiscal Year Annual Research Report
RC部材及びSRC部材の終局せん断耐力及び崩壊性状に関する研究
Project/Area Number |
22560569
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
内田 保博 京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (80168707)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 建築構造・材料 / 鉄筋コンクリート / 鉄骨鉄筋コンクリート / 終局せん断耐力 / ダボ作用 |
Research Abstract |
1.各2体のRC柱,SRC柱のせん断破壊実験を,せん断補強筋比,軸力比をパラメータにして行い,提案している終局せん断耐力式や崩壊せん断耐力式の妥当性について,前年度に引き続き調べた。今回,主筋,帯筋,鉄骨のせん断耐力もパラメータにして,重回帰分析を行い,新たに終局せん断耐力式を提案した。これらの終局せん断耐力式による結果は,RC柱,SRC柱の実験結果と概ね一致した。 2.RC柱の実験データベース数を822体まで増やして,提案した終局せん断耐力式の妥当性について調べ,本提案式の精度がよいことを確認した。また,今回新しく提案したRC柱のせん断耐力式に対応したせん断抵抗機構を示した。SRC柱についても,今回新しい終局せん断耐力式を提案しており,実験データベースを用いて,提案式の妥当性検証するとともに,学会式および分割アーチ式等との比較・検討を行った。 3.RC柱,SRC柱の実験から,ダボ作用により主筋,鉄骨に塑性ヒンジが発生することを歪ゲージおよび目視により確認し,せん断耐力式の主要なパラメータである,塑性ヒンジ間距離について調べた。その結果,提案式の塑性ヒンジ間距離は実験値と概ね一致することが分かった。また,有限要素法(FEM)解析により,塑性ヒンジ間距離について調べ,提案式の妥当性を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)