2012 Fiscal Year Annual Research Report
複合加力を受ける鉄筋コンクリート円筒シェルの耐荷力と崩壊特性
Project/Area Number |
22560580
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Research Institution | Tokuyama College of Technology |
Principal Investigator |
原 隆 徳山工業高等専門学校, 土木建築工学科, 教授 (50124102)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | Reinforced Concrete / Shell / Compression / Bending / Experimental Analysis / Numerical Analysis |
Research Abstract |
前年に引き続きR/C円筒シェルについての載荷試験を行った。R/C円筒シェルは半径688mm、厚さ10mm、周方向投影960mm、子午線方向960mmである。支持条件は、周辺ピン支持とし、鋼球で支持した。実験では、子午線方向に圧縮破壊の10%の軸力を作用させた後に曲げ載荷試験を行った。曲げ載荷は1点集中荷重および分布荷重とした。また、分布荷重はこれまで行ってきたトーナメント載荷による擬似等分布荷重から、エアバッグを用いた分布荷重とした。 実験解析では、シェルの変形、ひずみ、破壊荷重、ひび割れを測定した。実験の結果、あらかじめ軸圧縮荷重を加えたシェルのほうが軸圧縮を加えない場合に比べて曲げ剛性が高く、耐荷力がやや高いことが示された。また、破壊形状については軸圧縮力が作用する場合に破壊が局所的であることが示された。数値解析においては、実験を行ったR/Cシェルを有限要素法でモデル化し、材料定数は材料試験結果を使用した。また、載荷状況も実験と同様に、軸圧縮力を加えた後に曲げ荷重を載荷した。数値解析を行った結果、実験結果とほぼ同様の結果が得られた。さらに、数値計算により荷重の組み合わせについてパラメトリック解析を行った結果、実験と同様の傾向が得られた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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