2012 Fiscal Year Annual Research Report
アジア主要都市における建築環境解析用気象データベースに関する研究
Project/Area Number |
22560582
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
張 晴原 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (70227346)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | アジア / 観測気象データ / 建築環境解析 / データベース / シミュレーション |
Research Abstract |
本研究では、アジアにおける主要都市での観測気象データを入手し、研究代表者が開発した日射量推定モデル、水平面全天日射の直散分離モデル、外気温度と湿度の補間手法などを改良し、アジア主要都市における建築環境解析用データベースを開発し、室内環境シミュレーションを行うことを目的とする。 日射量を正しく推定するために、対象地点における観測気象データを用いて日射量推定式を同定することが究極的な目標であるが、アジアには発展途上国が多く、毎時日射量観測値の不足が本研究を困難にしている。毎時日射量を観測していない地点については、World Radiation Data Centerで公表している日積算日射量を筆者が開発した北京の毎時日射量推定法の推定結果と比べ、地域修正係数の概念を導入し、毎時日射量を推定した。各対象地点における2000年~2010年の毎時気温、湿度、風向・風速などの観測値と日射量の推定値を用いて、筆者が開発した中国の標準年気象データの作成方法に基づいて東南・東アジア主要都市における標準年気象データを作成している。 また、これらの対象地点における危険率別の毎時温度、湿度、日射量を算出し、冷房と暖房の設備設計用気象データとした。 これらの地点の標準年気象データおよび設備設計用気象データを建築環境工学分野の研究者をはじめ、日本及び世界の研究者に公開し、東南・南アジア各都市における住宅の温熱環境のシミュレーション、建築物の省エネルギー設計、建築の自然エネルギー利用などに寄与できると期待している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)