• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2012 Fiscal Year Annual Research Report

光源と物体表面の分光特性を考慮した照明計算手法の実用化に向けた基礎的検討

Research Project

Project/Area Number 22560588
Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

吉澤 望  東京理科大学, 理工学部, 准教授 (40349832)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 一ノ瀬 雅之  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (00408709)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords色彩計算 / 分光特性 / 照明
Research Abstract

本研究は、光源と物体表面の分光特性を考慮した照明計算手法の実用化に向け、既存の照明計算プログラムを生かした計算手法の確立と、その計算精度を検証するためのテストケースを提案することを目的とするものである。
昨年度までにフルスペクトルによる計算手法(マルチバンド照明計算手法)に対して、負荷軽減を図った主成分分析縮約モデル計算手法などの組み込みを達成したが、本年度は住居空間の室内表面分光特性データの測定(3847種類)に基づき、実際の住居空間における色彩計算手法の精度検証のためのテストケースの提案を行うとともに、様々な計算手法の精度の確認を行った。さらに基本となるマルチバンド照明計算手法の精度を検証するために、模型を用いた実空間測定との比較検討を行った。
住宅室内を想定したテストケースでは、いずれの計算手法もほぼ全ての光源において共通した傾向が見られ、また誤差の程度は光源によって異なるが、同一の光源ならばテストケースによる差異はほとんど見られなかった。この結果から、一般的な住宅室内において色彩計算を行った場合に計算結果が大きく変わることはないことが予想され、住宅室内の色彩計算をする際の精度検証は、本研究で提案したテストケースで十分だと言えるであろう。また、低彩度な空間を基準とした住宅室内に高彩度の物体が置かれた場合の、各計算手法ごとの誤差の程度と傾向をつかむために、高彩度なテストケースの検証も併せて行った。その結果として色ごとの計算誤差を示すことができ、今後、住宅室内の色彩計算をする際に有効なデータとなるであろう。
分光特性を加味した色彩計算の重要性が建築分野においても高まる中で、本研究の成果はその計算精度の検証に役立つものと考えている。また本研究成果は日本建築学会環境系論文集に投稿予定である。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi