2010 Fiscal Year Annual Research Report
季節順応する意匠・構造・設備一体型サステナブル住宅の実証研究
Project/Area Number |
22560590
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
田中 英紀 中部大学, 工学部, 准教授 (00303660)
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Keywords | サステナブル住宅 / ダブルスキン / エネルギー消費実態 / クール/ヒートチューブ / 排熱換気 / 太陽光発電 / 家庭用燃料電池 |
Research Abstract |
本研究では、気象順応型サステナブル住宅の実証データから、下記1)~3)個々のシステム性能と、これらの総合性能である建物全体の省エネルギー性能評価を行うものである。 1) 耐震構造のためのボイドスラブ基礎を利用したクール/ヒートチューブ涼房・換気システム 2) ロールカーテンを用いた簡易ダブルスキン構造による太陽熱換気・通風促進システム 3) 建物デザインと一体化した太陽光発電システムの裏面通風促進による発電効率向上度 平成22年度は、3年間に及ぶ継続的な計測データ取得に対する計測装置の設置を行うとともに、各種システムの運転初期性能に関する検討を行った。計測・評価項目は下記の通りである。 (1)外界気象データの計測:日射量、風向風速、外気温湿度など (2)土壌・基礎部交換熱量データの計測と解析:建物直下土中温度、コンクリート基礎スラブ内温度、1階床下空間の温湿度計測、チューブ取入外気、チューブ内流路空気温度、給気温度、省エネ量 (3)太陽光発電データの計測と解析:太陽光発電電力、発電効率 (4)建物全体の用途別エネルギー消費量の計測と解析:電灯・コンセント、エアコン、給湯器など (5)ロールカーテンによる自然排熱換気の熱的性能実測:換気風量、吸気・排気温度、排熱量、室内温湿度、室内快適性(PMV)など (6)クールヒートチューブによる室内環境影響の計測:吹き出し気流、室内温湿度、室内PMVなど
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