2012 Fiscal Year Annual Research Report
ゲームエンジンを用いたクールシティ中枢街区の協調デザインツールの開発と適用
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22560602
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
沈 振江 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (70294543)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 光彦 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (40110605)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 屋上緑化 / 太陽光発電 / ゲームエンジン / 建築規制 / デザインコラボレーション / デザインガイドライン |
Research Abstract |
低炭素都市づくりは,地球温暖化を防ぐための重要な都市政策であり、クールシティ中枢街区の形成は都市デザインの新しい課題である。本研究は、従来の都市建築関係の法令に基づいて、建築可能空間の検証を行い、環境分野で検討したクールシティ中枢街区の方策、特に屋上緑化、自然エネルギーの利用などの方策により、クールシティを計画目標とした新しい都市デザインのあり方を整理した。 一方,情報技術の発達により,都市計画の分野において,多くの計画デザインツールが開発されるようになってきている.本研究では,ゲームエンジンの開発キットを用いて,E-learningができるマルチユーザ環境を構築してきた.例えば、ゲームエンジンであるUnity3dを用いて建築基準法の法令に基づいて建築可能空間を自動的に計算し、建設可能な建築物を3次元で提示したうえ、壁面、屋上などでは、太陽光発電パネルの設置の可能性と屋上緑化の可能性を3次元でシミュレーションすることを可能とした。まだ、VRCloudを用いて、VRサーバーを構築し、環境にやさしい材料を利用するデザインガイドラインを反映した街並みを3次元で提示し、まだクールシティ中枢街区において車の流量や騒音の発生などを反映できるツールを開発した。このように,ユーザが理想的なクールシティ中枢街区を仮想空間として共有し,太陽光発電エネルギー利用、緑化、そして新しい建築材料を取り入れた低炭素都市づくりのあり方を学習し,クールシティのコラボレーションデザインをネットで検討できるようにする。 研究業績に関して、最終年度2012に、国際誌査読論文1編、建築学会情報技術利用の関連学会査読論文1編、都市計画学会の報告集1編、国際ワークショップでは2編の論文を公表した。研究期間全体では、査読の英語論文5編、日本語査読論文1編、査読なし報告1編、国際会議ワークショップ論文3編が公表された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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