2012 Fiscal Year Annual Research Report
スケーラブルな時空間情報を用いた都市デザインの情報モデリング
Project/Area Number |
22560625
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
篠崎 道彦 芝浦工業大学, デザイン工学部, 教授 (60241014)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 都市デザイン / 情報モデリング / 景観 / 都市環境 / GIS / BIM |
Research Abstract |
平成24年度は最終年度であり,都市空間の情報モデリングの概念設計の見直し,個別のモデリング実験の補足とともに,スケーラブルな時空間情報のプラットホームへの実装とケーススタディへの応用を目指した研究を行った。まず,比較的小規模な街区スケールの都市モデルを対象に,商用のBIMツールを用いて景観,環境,風環境解析の検討を一体的に行うための実験を行い,フリーオープンソースソフトウェア(FOSS)を用いる場合とのデータ互換性や煩雑さ,およびアプリケーションの操作性,拡張性について確認した。次に,計画調書に記した複数の対象地区候補の中からマレーシアジョホールバル市の新規開発住宅地を対象として選定し,熱環境改善効果の高い住宅地デザインに向けた配置計画,および緑化計画の検討を行った。熱環境のシミュレーションにはENVI-metを用い,結果の数値をGISに格納した上で,他の空間モデルのレイヤと組み合わせた解析・図化の方法を確認した。以上,都市の時空間情報について,共通のデータセットをベースにデータの拡張,互換について知見を整理した上で,景観や環境の可視化,解析を複数のアプリケーション群を用いて多面的に共有・活用するための手順を複数示すことが出来た。また,一部の成果はケーススタディにつなげた。一方,具体の都市デザインプロセスでの有効性と技術コストの適正化の検証には至らなかった。今後東南アジア歴史都市のデザインプロセスにおいてこれらの実証を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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