2012 Fiscal Year Annual Research Report
低環境負荷・低コスト化を目指したポーラスアルミニウム創製とその耐圧縮能センシング
Project/Area Number |
22560705
|
Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
宇都宮 登雄 芝浦工業大学, SIT総合研究所, 教授 (60176708)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
半谷 禎彦 群馬大学, 工学研究科, 准教授 (80361385)
齋藤 敦史 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (30280994)
高戸谷 健 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 研究開発本部, 主幹研究員 (40344254)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 構造・機能材料 / 環境材料 |
Research Abstract |
本年度実施した【ポーラスアルミニウムのFSPを利用した作製法】では,昨年度までに引き続き,各種アルミニウム合金のポーラスアルミニウム作製のためのFSPおよび発泡の最適条件の導出を行った.その結果,ADC12およびA1050に対して50~85%程度までの広範囲の気孔率を有し,圧縮試験に使用可能な大型かつ高品質なポーラスアルミニウムが作製できた.また,一個体内で気孔率を傾斜的に変化させた(機能性)ポーラスアルミニウム,さらに緻密鋼板とポーラスアルミニウムの結合が強固なサンドイッチ構造材の作製が可能となった. 【薄膜センサの作製と発振回路法の高精度化】では,50℃環境下および,計測用ゲージに加えてダミーゲージを用いたひずみ計測出力の特性評価試験を実施した.それらの結果として,50℃においても室温と同程度の計測が可能であることを示した.また,計測用ゲージとダミーゲージの出力の差分を計測することにより,ノイズ除去および出力安定性を図ることができた.薄膜センサに関しては,複数の測定面を持つセンサを作製し,圧縮荷重試験により,9.8 kN程度の耐荷重があることがわかった.さらに,荷重-静電容量の基本特性を把握できたことにより,ポーラスアルミニウムの圧潰検出試験に適用が可能となった. 【ポーラスアルミニウムの圧縮能評価試験】では,昨年度に引き続き,A1050とADC12の圧縮試験片を対象にX線CTによる撮像をともなう圧縮試験を実施した.それらのX線CT撮像結果と,画像データを用いたイメージベース有限要素解析結果を比較し,高い圧縮応力部を含む層内において圧潰が発生することを明らかにした.さらに,圧潰層内の最大気孔率断面の平均圧縮(真)応力によりプラトー応力の推定が可能であることを示した.
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|