2012 Fiscal Year Annual Research Report
船間無線LAN通信による海上リアルタイムハザードマップの構築
Project/Area Number |
22560801
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Research Institution | National Maritime Research Institute |
Principal Investigator |
丹羽 康之 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (50344239)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西崎 ちひろ 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (70570993)
瀬田 剛広 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (30511597)
小林 充 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (10373416)
本木 久也 大島商船高等専門学校, その他部局等, 助教 (20462145)
浦上 美佐子 大島商船高等専門学校, その他部局等, 准教授 (30280457)
南 真紀子 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (10415804)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 海上安全 / 移動体通信 / 地理情報システム(GIS) / 無線LAN |
Research Abstract |
船舶に無線LAN通信システムを搭載させ、行会い船が無線LANによりお互いがこれまでの航行で蓄積した危険(ハザード)情報(漁船多数、流木、沈没船、油流出、鯨、流氷、不審船、海賊船)や気象海象情報を交換し合い、交換した情報(画像等)を地図上にマッピングし、これから航行する海域のハザードマップを作成し、航行の安全に寄与するシステムを構築する。無線LAN通信能力は、通信距離3~5km、通信速度の実効スループット1Mbpsの実現を目標としている。 大島商船高等専門学校が所有する練習船大島丸(全長41m、総トン数228トン)と小型実習船すばる(全長14.5m、総トン数14トン)に無線LANシステムを導入し、2船が実海域(瀬戸内海伊予灘)で行会いとなる状態を作り、前年度までの通信実験結果を踏まえ、2種類のパッチ平面型の指向性アンテナにより、通信実験を行った。前年度の実験では実効スループットの計測に対し、今年度は具体的にハザードマップの情報となる画像をFTPにより双方向で送受信の通信を行った。送受信した画像として、大島丸のレーダー画面を事前にキャプチャーした物を3種類のサイズ(300kB、1MB、4MB)を用いた。一般的な相対船速20ノット(時速37km)で実海域での通信実験を行い、50~100MBのファイルを双方向で送受信できた。なお実効スループットは1Mbps以上を達成している。 実海域実験で送受信したレーダー画面の画像に時刻・緯度・経度情報を加え、またGPS機能付きデジタルカメラで撮影した画像(写真)を地図上に表示したハザードマップの構築を行った。 全てにおいて所期の目標を達成することができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)