2012 Fiscal Year Annual Research Report
RAMPと相互作用するGPCRの網羅的探索と複合体機能の解析
Project/Area Number |
22570175
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
樋野 展正 大阪大学, 薬学研究科(研究院), 助教 (90469916)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | タンパク質間相互作用 / 光クロスリンク / 非天然型アミノ酸 / 非天然アミノ酸 / 膜タンパク質 / RAMP / GPCR / プロテオミクス |
Research Abstract |
1.RAMP-GPCR間のin vivo 光クロスリンク RMAP2とカルシトニン受容体様受容体(CRLR)の複合体構造および細胞膜上での相互作用様式についてX線結晶構造解析法とin vivo光クロスリンク法を用いて解析した。その結果、RAMP2の2本のαヘリックス(α2,α3)とCRLRのN末端のαヘリックスが互いに垂直に重なって相互作用していることが明らかになり、また、生細胞膜上でも両者が同様の構造を取って相互作用していることが示唆された。また、RAMP1とCRLRの相互作用様式についても同様に解析し、RAMP2を用いて得られた結果と比較したところ、両者とも構造上ホモロジカルな位置でクロスリンクが形成されたことから、CRLRはRAMP1およびRAMP2と同様の様式で相互作用していることが示唆された。さらに、本研究成果を応用し、インターロイキン5とその受容体、CD38二量体の相互作用様式についてin vivo光クロスリンク法によって解析し、その成果を報告した(Prot. Sci. 2012, Structure 2012)。 2.鎖長の長いクロスリンカーの開発とタンパク質への導入 RAMPと相互作用するGPCRを広く探索するため、鎖長が長くフレキシブルな構造を持つ新規光クロスリンカーであるトリフルオロメチルジアジリニルZリジン(tmdZLys)をタンパク質に部位特異的に導入し、相互作用因子と広範囲でクロスリンクさせる方法を開発した。実際に、GRB2タンパク質のSH2ドメインの様々な箇所にtmdZLysを導入して既知の結合因子であるEGFRとのクロスリンク効率を調べた結果、tmdZLysはこれまで用いていた光クロスリンカーであるパラベンゾイルフェニルアラニンと比較して広い範囲でクロスリンクすることを示し、この成果を報告した(Mol. Biosyst. 2012)。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Tetrameric interaction of the ectoenzyme CD38 on the cell surface enables its catalytic and raft-association activities2012
Author(s)
Hara-Yokoyama M., Kukimoto-Niino M., Terasawa K., Harumiya S., Podyma-Inoue K. A., Hino N., Sakamoto K., Itoh S., Hashii N., Hiruta Y., Kawasaki N., Mishima-Tsumagari C., Kaitsu Y., Matsumoto T., Wakiyama M., Shirouzu M., Kasama T., Ta
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Journal Title
Structure
Volume: 20
Pages: 1585-1595
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Structural basis of interleukin-5 dimer recognition by its alpha receptor2012
Author(s)
Kusano S., Kukimoto-Niino M., Hino N., Ohsawa N., Ikutani M., Takaki S., Sakamoto K., Hara-Yokoyama M., Shirouzu M., Takatsu K., Yokoyama S
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Journal Title
Protein Sci
Volume: 21
Pages: 850-864
DOI
Peer Reviewed
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