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2012 Fiscal Year Annual Research Report

品種・環境要因に基づく水稲穂数予測モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 22580021
Research Institution独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

Principal Investigator

吉田 ひろえ  独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業総合研究センター情報利用研究領域, 研究員 (90546920)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大角 壮弘  独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業総合研究センター水田利用研究領域, 研究員 (80455310)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords水稲 / 分げつ / 群落光環境 / モデル
Research Abstract

①光環境が水稲の分げつ発生・伸長に与える影響を明らかにすることを目的に、昨年に引き続き、自作の群落基部補光装置を用いた圃場試験を行った。これらデータの解析から、最高分げつ期以降の分げつ減少期において、1.遮光により日射量が減少すると分げつの減少量が増加すること、2.赤色光のみの補光(R/FR比の増加)は分げつの減少に影響を及ぼさないこと、3.一方で赤+青色補光により若干の分げつ数の減少が抑えられたことがわかった。イネの最高分げつ期以降の茎数の減少には、同化産物量が支配的に関わっている一方、光質の影響は小さいことが 示唆された。
②窒素(N)供給量が分げつに与える影響について、追肥量の処理区を設けて栽培試験を行ったところ、最高分げつ期の多窒素追肥は、茎数減少の抑制効果が小さいことがわかった。また、作期移動試験によって、異なる気象条件における分げつ発生動態を明らかにするとともに、当該期間の水田土壌溶液のアンモニア態N濃度を継続的に測定し、各作期の最高分げつ期と土壌アンモニア態N濃度の消失時期の関係を明らかにした。
③水稲発育モデルを用いた解析の結果、作期移動試験で観察された各作期の最高分げつ期は、稲体の異なる発育ステージ(幼穂分化期~穎花分化期ごろ)に現れており、積算気温に対する初発分げつの発生が遅れた作期では、最高分げつ期も遅れたことがわかった。
④水稲穂数決定過程のモデル化には、当初仮定した分げつの発生・伸長に対する群落基部の光質の影響よりも、稲体要因と日射量によって変動する同化産物供給速度の影響が重要であることが示唆された。今後、これまでに得た試験結果のデータベースを用いて、同化産物供給速度についての水稲モデルのキャリブレーションを進め、水稲モデルの出力変数を用いた茎数動態予測モデルの構築を行う。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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