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2010 Fiscal Year Annual Research Report

スカシユリのアントシアニン生合成を制御しているMYB遺伝子の機能解析

Research Project

Project/Area Number 22580022
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

山岸 真澄  北海道大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (40210348)

Keywordsスカシユリ / 花色 / 遺伝子発現制御 / 品種間差異 / 形質発現
Research Abstract

スカシユリ花弁におけるアントシアニン色素の蓄積は優性の一遺伝子に支配されている.生合成遺伝子の転写を制御している転写調節因子の発現を解析したところ,色素が蓄積している花弁でのみLhMYB12転写調節因子の発現が認められることより,LhMYB12遺伝子が品種間差異を決めていると予測された.しかしLhMYB12の優性対立遺伝子と色素の蓄積が共分離することはまだ示されていない.'モントルー'と'ルノアール'の交雑に由来するF1集団を用いて遺伝分析を行ったところ色素発現とMYB12遺伝子は共分離したことより,MYB12遺伝子が品種間差異の原因になっていることを確かめた。LhMYB12遺伝子を増幅するために用いたPCR primerはピンク花のDNAマーカー選抜に応用できる.一方で,スカシユリ花弁のピンク色には,light pink, pink red, chocolate brownなどの違いが認められる.この色調の違いはアントシアニンの組成の違いではなく,主に,アントシアニンの蓄積量の差によること,色素の蓄積量とLhMYB12の発現量には正の相関が認められること,さらにcDNAの解析からlight pinkの品種にはLhMYB12-Ren対立遺伝子が、pink redの品種にはLhMYB12-Mon対立遺伝子があること、しかし対立遺伝子と色調には関連が無いことを確かめた.色素の蓄積がMYB12の発現量を介して調節されていることは興味深い

  • Research Products

    (2 results)

All 2010 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Oriental hybrid lily 'Sorbonne' homologue of LhMYB12 regulates anthocyanin biosyntheses in flower teals and tepal spots

    • Author(s)
      Masumi Yamagishi
    • Journal Title

      Molecular Breeding

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] オリエンタルハイブリッドユリのLhMYB12ホモローグは花被片におけるアントシアニン生合成を制御している2010

    • Author(s)
      山岸真澄
    • Organizer
      日本育種学会
    • Place of Presentation
      秋田市秋田県立大学
    • Year and Date
      20100924-20100925

URL: 

Published: 2012-07-19  

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