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2012 Fiscal Year Annual Research Report

植物の形状を考慮した都市冷却モデルの構築と応用

Research Project

Project/Area Number 22580030
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

本條 毅  千葉大学, 園芸学研究科, 教授 (60173655)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywordsヒートアイランド / 植物モデル / シミュレーション / 熱収支 / パッシブ冷却 / 屋上緑化 / 壁面緑化 / 都市モデル
Research Abstract

夏季における省エネルギーは,我が国の重要な課題であり,緑化によるパッシブな冷却による空調のエネルギー負荷の減少が不可欠である。しかし,どのような形状の植物を,壁面緑化や屋上緑化に使用した場合に,最大の効果が得られるかなどについては,解析的研究がほとんど行われていない。そこで,本研究では,植物形状を考慮した,建築物および都市のエネルギー収支モデルの構築と,屋上,壁面緑化の都市冷却へのより詳細な評価を行えるようにすることを目的とした。
本年目は,昨年度の壁面緑化の測定とシミュレーションの結果より,パッシブな冷却効果について引き続き測定,解析を行った。壁面緑化の測定例は,長期にわたる熱収支測定例が少ないため,夏から冬にかけて長期にわたる測定の解析を行い,とくに夏季に冷却効果が高いことが,熱収支の解析からわかった。また,冷却効果は,蒸発散量に比例するため,緑化壁面の重さを計測することにより,蒸発散量,潜熱輸送量の測定を行った。その結果,夏季の日中において,ほぼ日射量に匹敵する潜熱輸送量があることがわかった。昨年は蒸発散量を計測していなかったため,潜熱輸送量についてシミュレーションモデルの結果との比較ができなかったが,本年度の結果から,本研究で作成したシミュレーションモデルにより,冷房負荷の低減効果の予測計算が行えるようになった。屋上や壁面を緑化した場合,さまざまなケースで, 緑化による省エネルギー効果は非常に大きいことが予測された。また,植物による蒸散も重要であるが,十分な水分があり,蒸発散が行えることがパッシブな冷却においては,重要であることがわかった。植物形状を考慮したモデルでは,葉による日射遮蔽効果と,顕熱交換による葉温形成のモデルが,蒸発散モデルとともに,重要であることがわかった。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Simulation of energy balance of vertical green wall2012

    • Author(s)
      Tsuyoshi Honjo
    • Organizer
      ICUC8 – 8th International Conference on Urban Climates, 6th-10th August, 2012, UCD, Dublin Ireland.
    • Place of Presentation
      Dublin Ireland
    • Year and Date
      20120806-20120810

URL: 

Published: 2014-07-24  

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