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2012 Fiscal Year Annual Research Report

糖を付加した切花の花色発現機構の解明

Research Project

Project/Area Number 22580034
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

深井 誠一  香川大学, 農学部, 教授 (80228858)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords花色発現 / 転写因子 / スクロース / カーネーション
Research Abstract

2週間スクロース5%の貯蔵液に生けたカーネーション切り花を用い,AtMYB75/PAP1が属するサブグループ10の遺伝子を参考に,糖誘導型R2R3MYB転写因子の単離を試みた.得られた遺伝子のアミノ酸配列はR2R3保存領域がPetunia×hybridaのAN2と77%の相同性を持っており,単離した遺伝子をDcAN2とした.DcAN2にはR2R3保存領域が確認され,サブグループ10およびフラボノイド生合成系に関与するサブグループのアミノ酸配列とDcAN2を比較した分子系統樹から,DcAN2はサブグループ10に近いことが確認された.このことより,サブグループ10と類似した機能を有するR2R3MYB転写因子であることが考えられた.花弁にスクロースを与えてDcAN2の糖誘導性を確認したが,外生のスクロースによる影響は確認できなかった.材料として用いた花弁は,切り前で収穫した切り花に由来し,花弁伸長が盛んな時期であったと考えられ,DcAN2がAN2と同様に花冠の細胞の成長や伸長による内生のシグナルを受けて発現するMYB転写因子である可能性を示唆していた.4週間低温貯蔵中にスクロース処理を行い,その後常温に移し2週間生けた切り花の色素量分析の結果,Pg3Gは低温貯蔵中にスクロース5%処理区のほうがスクロース無処理区よりも多く蓄積していた.Pg3MGは常温へ移動後,スクロース5%処理区で徐々に増加していた.アントシアニン生合成関連遺伝子発現解析の結果,CHS,CHI,DFR,ANSの発現量がスクロース処理を行っている期間で増加していた.6週目において,CHIの発現量はスクロース処理の有無にかかわらず発現がほとんど確認されなかった.CHS,DFR,ANSおよびDcAN2の発現量はスクロース処理区で無処理区より多くなっていた.

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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