2012 Fiscal Year Annual Research Report
ラン科コチョウランにおける半数体の誘導と完全ホモ個体の作出
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22580037
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
三吉 一光 千葉大学, 園芸学研究科, 教授 (60312237)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 半数体育種 / 花卉 / ラン科植物 / 偽受精胚珠培養 |
Research Abstract |
コチョウランは、わが国のラン科植物の営利栽培で最も生産額が大きい。その約9割が4倍体の種子繁殖性品種であるが、花色が白色に限定されている。市場でのコチョウランの花色の構成が単調なことから、近年では白色花以外の品種が切望されている。しかし、4倍体では花色の遺伝様式が一層複雑になり、育種年限が極端に長くなることから、白色花以外の種子繁殖性品種の作出は、循環選抜法などの従来の育種手法では、実用的には不可能とされてきた。また、微細繁殖(いわゆるメリクロン)では、培養変異が多発するため、栄養繁殖性品種は普及していない。これまで一般作物においては、半数体を倍加して得られた完全ホモ接合体を自殖して、種子繁殖性品種として利用している。本研究は、コチョウランの半数体の誘導と染色体の倍加処理によって、完全ホモ個体を得る条件を明らかにし、コチョウラン有色花の種子繁殖性品種を作出するための基礎知見を得ることを目的として行った。 2倍体のコチョウラン品種を材料に、偽受精胚珠培養法によって半数体の作出を試みた。その結果、一個体の半数体の他、多数の2倍体を得た。今後は得られえた半数体を倍加し、純系を作出する予定である。また2倍体の成因が半数体が培養の途中で倍加した、所謂倍加半数体である可能性を検証する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)