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2012 Fiscal Year Annual Research Report

新規芳香族酸トランスポーターの解明と次世代有用ポリマー原料生産への応用

Research Project

Project/Area Number 22580077
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

政井 英司  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (20272867)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywordsフタル酸類 / テレフタル酸 / Comamonas属細菌 / 基質取り込み / 有用物質生産 / 生分解性ポリマー
Research Abstract

昨年度までに、Comamonas sp. E6株のテレフタル酸 (TPA)取り込みシステムが、TPA結合タンパク質のTphCと膜タンパク質成分のTpiA-TpiBから構成されることが強く示唆された。本年度は、TPA取り込みシステムが、真にTpiA-TpiBとTphCから構成されることを調べるために、TPAの取り込み能がなく、さらにTPA変換活性がないPseudomonas putida PpY1100株を宿主として、tphCとtpiBA遺伝子およびTPAをプロトカテク酸へと変換する酵素遺伝子群 (tphA2A3BA1)を導入した組換え体を作製し、TPAの変換能に基づいてTPA取り込み能を評価した。具体的には、tphA2A3BA1に加えてtphCとtpiBAをpJB866に導入したプラスミド、tphA2A3BA1に加えてtpiBAを導入したプラスミド、tphA2A3BA1に加えてtphCを導入したプラスミド、そしてtphCとtpiBAだけを導入したプラスミドを作製し、これらのプラスミドをPpY1100株に導入し、形質転換体を得た。各形質転転換体の細胞抽出液を用いてTPA変換活性を調べた結果、tphA2A3BA1を含むプラスミドを導入した形質転換体においてTPA変換能が見られた。一方、各形質転換体の休止細胞のTPA変換活性を調べた結果、tphA2A3BA1に加えて、tphCとtpiBAの両者を導入した形質転換体だけに活性が観察された。tphCとtpiBAの導入によってP. putidaがTPA取り込み能を獲得したことから、E6株のTPA取り込みシステムがTphCとTpiA-TpiBから構成されることが明らかとなった。本研究により、TPA変換系遺伝子を発現させた異種宿主によるTPA変換が可能となり、TPAからの有用物質生産系を構築するための基盤が整った。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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