2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22580240
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
櫻井 武司 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40343769)
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Keywords | 国際農業 / サブサハラ・アフリカ / 農業生産性 / ガーナ |
Research Abstract |
2010年度の実施計画の段階ではガーナのクマシ市周辺で2000~01年に調査した200戸の農家を再調査の対象とする予定であった。しかし、研究協力者のガーナ大学農学部農業経済・アグリビジネス学科のDr. Samuel Asuming-Brempong上級講師とともに予備調査を進めた結果、調査コストが予想外に高騰していることが判明したため、200戸の再調査は無理と判断するに至った。そこで、2001年にわれわれ自身で実施したセンサスのデータを利用できるクマシ市周辺の4か村(Duampompo、Hwereso、Mfensi、Gyaenkontabuo)の120戸に対象を絞ることに計画を変更した。120戸を対象とする農家家計調査を開始する前に、2010年度はまずこの4か村で再びセンサスを行った(2011年1月から2月にかけて実施)。このセンサスは、2001年のセンサスと比較可能なデータを取得することが目的であり、2回のセンサスの結果を比較することで、経済成長下にあった過去10年間にそれぞれの村で人口構成や稲作農民数、メイズ作農民数がどのように変化したのかを明らかにする。2010年度中にセンサスは完了した。2011年度にはインタビューを担当した調査員を使ってコンピュータへのデータ入力を行い、センサスの分析を行う計画である。さらに、今回のセンサスの結果を基に上記4か村の120戸の対象農家を同定し、それらに対する家計調査を実施する。
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