2011 Fiscal Year Annual Research Report
川と地域の関わりを未来に継承する固定堰の親水利用による保全活用策の研究
Project/Area Number |
22580279
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
村上 修一 滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (60283652)
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Keywords | 地域計画 / 景観 / 文化的景観 / 保全 / 親水 |
Research Abstract |
昨年度実施した83水系276例の調査結果にもとづき、親水利用の可能性を勘案して研究対象を58例に絞り込み、以下の研究を行った。 (1)文献資料の調査、および土地改良区など堰管理者への聞き取り調査より、堰管理の諸問題における親水利用の位置づけを把握した。具体的には、堰の沿革経緯、運用管理の現状と問題、改修や統廃合の要請、保全活用動向の有無、親水利用に対する意見を調査し、堰の維持管理に係る諸問題を整理し、その中に親水利用がどのように位置づけられ得るかを分析した。 (2)堰に対する地域住民の親水行動の実態と意識を解明するための予備調査として、文献資料や堰管理者への聞き取り調査をとおして、取り組み活動の場として堰周辺を活用する団体等を把握した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画として掲げた堰管理者に対する調査を実施することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、昨年度に引き続き、堰管理者への聞き取り等をとおして、堰を活用する団体等の情報を収集するとともに、団体等に対する聞き取り調査を行っていく。
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