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2010 Fiscal Year Annual Research Report

個体発生においてフェロモン受容系の分化を司る分子制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 22580329
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

谷口 和之  岩手大学, 農学部, 教授 (70148089)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 重茂 克彦  岩手大学, 農学部, 教授 (60224309)
中牟田 信明  岩手大学, 農学部, 准教授 (00305822)
Keywordsマイクロアレイ / 発生・分化 / 解剖学 / 獣医学
Research Abstract

平成22年度はDNAマイクロアレイ法によって、鋤鼻器が原始嗅上皮から分化する際に変動するmRNAを網羅的に検索した。ラットの胎子から鋤鼻器が発生する部位を切り出してmRNAを調製したが、採取時期については鋤鼻器が鼻腔から分離する直前(胎生12日)と、鋤鼻感覚上皮と非感覚上皮が明瞭に区別される胎生15日とした。マイクロアレイは市販のものを使用することによって十分な結果が得られたため、発生において重要な分子、すなわち転写因子、誘導因子、細胞接着分子、および細胞外基質構成要素の遺伝子を多く含んだアレイの特注は行わなかった。
DNAマイクロアレイで明らかになった、鋤鼻器の分化に重要と考えられる遺伝子群について、データベースに登録された塩基配列情報をもとにプライマーを設計した。鋤鼻器が分化する前後で胎子組織における発現量が顕著に変化するものを、鋤鼻器の分化に関わる候補遺伝子とするため、リアルタイムRTPCRは平成23年度以降、引続き行うことにした。
並行して、任意の遺伝子をノックダウンした細胞を用いる予備実験を行った。培養細胞はラット胎子の鋤鼻器予定域から上皮細胞を分離して用いた。遺伝子ノックダウンのため、siRNAやアンチセンスDNAの導入を試みた。細胞種の確認は、神経細胞マーカーの免疫染色や、レクチン組織化学によって行った。培養細胞における遺伝子発現の変化は、RTPCRやウェスタシプロットによって解析中である。引き続き検討を行い、培養鋤鼻モデルを生化学的・形態学的に評価する基準を明確化する必要がある。

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Published: 2012-07-19  

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