2012 Fiscal Year Annual Research Report
病原体を媒介するブユをDNA配列で同定するためのデータベース構築
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22580350
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
大塚 靖 大分大学, 医学部, 助教 (00244161)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | ブユ / 分類 / 媒介者 |
Research Abstract |
日本産ブユをDNA配列で同定するためのデータベースを構築することが本課題の目的である。日本産ブユはこれまで74種が記載されており、そのうち50種についてミトコンドリアのcytochrome c oxidase subunit I (COI)とsubunit II (COII)の全塩基配列と16S rRNAの一部の領域の塩基配列を決定した。これらのCOIとCOIIの配列ではほとんどの種間で十分な変異量があった。しかし、Nevermannia亜属vernum種グループのSimulium uchidai、S. ibarakiense、S. rebunense、S. uemotoiについては配列が類似していた。またProsimulium yezoenseとP. apoinaについても配列にあまり差がなかった。これらの種に関しては種の再定義が必要になる可能性がある。今後、塩基配列での種の同定の精度を高めるには、各種について種内変異を調べなければならない。COIのプライマーセット (C1-J-2195とTL2-N-3014)は全ての種において安定してPCR増幅し塩基配列の決定が行なえることから、この領域は種内変異を調べる領域として有効である。また他の昆虫種のバーコードプロジェクトで利用されているプライマーセット (LCO1490-HCO2198)でも同じく有効であることを確認した。さらに、今回作成したデータをもとに日本のブユ種と海外の種の関係も明らかにしていく。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)