2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22580362
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
田浦 保穂 山口大学, 獣医学部, 教授 (80163153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 健二 山口大学, 獣医学部, 准教授 (00365420)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | BSE / ウシ / MRI / 脳 |
Research Abstract |
本研究の目的は,山口県で実施されているBSE検査システムと連携し,最新のMRI装置を使ってウシの頭部疾患の生前診断法(いわゆる「脳ドック」)を研究発展させることである。 21ヵ月齢以上およびBSE疑似患畜に対して非侵襲的画像診断法であるMRIを積極的に臨床応用し,以下に示すような、生前における頭部診断や病態解析および診断技術の向上,鑑別診断法の確立,ウシ脳のMRIデータなどを蓄積してきた。①動物用永久磁石型MRI診断装置を用いたウシ脳の撮像のシミュレーションを実施し,MRI画像の質向上や撮像時間等を改善した結果、安全で確実なウシ脳のMRI診断システムが立ち上がり、その利用が可能となった。②BSE以外のウシの頭部や脳の疾患の研究に応用できた。③ウシの「脳ドック」実施準備のために,当該システムと健常牛を用いて,撮像や麻酔時間を短縮し,生前における病態解析や診断技術向上に努めた。④簡易パドックを作製し,一時的にウシを飼育し,MRI検査に供した。⑤BSEの発症年齢とされる21ヵ月齢以上のウシに対して生前MRI検査と死後MRI検査を実施し、生前と死後のMRI検査所見を比較した。⑥BSE疑似患畜に対してMRIを臨床応用し,その鑑別診断法の確立に努めた。⑦MRI検査したウシ脳は死後に開頭して脳を摘出し組織学的検査用に保存している。 これらの研究目的の実現に向けて,共同研究者や連携研究者および山口県家畜保健衛生所(BSEの確定診断等)や山口県家畜共済組合連合会の臨床獣医師(検査牛の搬入や臨床診断など),山口大学共同獣医学部獣医学科等と協力・連携しながら,研究を計画実施し,山口県産業動物臨床研究会等や山口県家畜衛生業績発表会等で紹介してきた。宮崎県で発生した口蹄疫の影響により,ウシの材料が激減し,本研究の遂行に支障が生じたが,これまで蓄積されたデータの分析等から今後も継続研究する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)