2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22590006
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
大塚 英昭 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 名誉教授 (00107385)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浪 勝義 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 教授 (70379890)
杉本 幸子 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 助教 (60549012)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 亜熱帯植物 / 沖縄 / モクレイシ / ヤマヒハツ / ヤンバルアワブキ / シマニシキソウ |
Research Abstract |
本年度は亜熱帯沖縄産植物、モクレイシ、ヤマヒハツ、ヤンバルアワブキ、シマニシキソウ、に加えてインド産インドサルサ、タイ産ヒメモダマ、トゲバンレイシ、マダガスカル産シナモスマ属植物、モダマ等について、多様な成分の検索を行った。モクレイシの材からはさらに、2,3-dihydroxy-2-ethyl-butanoic acidのエステルを有するアリファティック化合物を多数単離した。ヤマヒハツからはアラビノフラノースを糖部に持つ配糖体がえられている。シマニシキソウからはメガスティグマン配糖体が得られ、インドサルサからはプレグナンをアグリコントするサポニンが得られた。モダマ、ヒメモダマからはentagenic acidをアグリコンとするサポニン類を多く単離するとともに、一分子中に酸素、窒素、硫黄の3種のヘテロ元素を含む配糖体が単離された。シナモスマ属植物からは多彩な生物活性を有するドリマンタイプのセスキテルペンが得られた。それらの構造は高分解能質量分析スペクトル、核磁気共鳴スペクトルを詳細に解析して推定した。更に化学変換等を行って、構造の確認、モッシャー変法、円偏光2色性スペクトル、グルコシレーションシフト則を用いて絶対構造の決定に至った。モクレイシから単離されたニトリル基を含む化合物はX-線結晶構造解析によって、絶対構造を含めた構造決定が行われた。これらの成果を、学術論文誌に発表するとともに、ヤンバルアワブキ、モクレイシ、グミモドキの成分研究について韓国ソウルで開催された国際学会で報告した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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