2012 Fiscal Year Annual Research Report
ACAT2選択的阻害剤pyripyropeneAの全合成および創薬研究
Project/Area Number |
22590011
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
長光 亨 北里大学, 薬学部, 教授 (90300756)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | pyripyropene A / ACAT2 / ACAT2阻害剤 / 全合成 / 構造活性相関研究 / 創薬研究 |
Research Abstract |
高脂血症治療薬の新たなターゲットの一つとしてACAT2が注目されており、北里研究所で発見されていたpyripyropene A(1)が近年再評価された結果、そのACAT2を高選択的に阻害する唯一の化合物であることが明らかとなった。研究代表者は1をリード化合物とした新規抗高脂血症薬の創製研究を既に進めており、現在までにin vitroの段階ではあるが1を凌駕する高選択的でかつ強力なACAT2阻害剤の開発に成功し、近々動物実験を開始する予定となっている。そこで研究代表者は、今後の創薬研究を進める上で様々な理由から必要とされる1より直接導くことのできない種々の新規誘導体の合成に対応可能な応用性の高い全合成経路の確立を目指し、研究に着手した。その結果、安価な(R)-carvoneを出発原料として、Ti(III)を用いたラジカル環化反応を経て、立体選択的にA環を形成した後、種々の官能基変換を経て、B環を構築した。続いて上記アルデヒドに対するアセト酢酸誘導体由来のGrignard試薬との付加反応、酸化、加溶媒分解、分子内環化反応を経てC環を形成し、既知の重要中間体の合成に成功した。最後に当研究室で確立されていた合成法に従い、1の全合成を達成した。続いて本合成経路を応用して、天然の1からは導くことの出来ない、構造簡素化体の合成に着手し、現在までに4種ほどの新規誘導体の合成に成功している。これにより、新たな興味深い構造活性相関に関する知見を得ることにも成功している。今後もより優れた誘導体の開発を進め、研究協力者との関係を密にして、更なる創薬研究を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)