2012 Fiscal Year Annual Research Report
動的不斉認識と新光延反応を活用した効率的な分子構造変換法の開発と生物活性天然物
Project/Area Number |
22590032
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Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
角田 鉄人 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (00172049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀川 美津代 徳島文理大学, 薬学部, 助教 (50148772)
加来 裕人 徳島文理大学, 薬学部, 講師 (90299339)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 新光延試薬 / 不斉分子認識 / デラセミ化 / 不斉全合成 / アンチマイシン / アブラムシ色素 |
Research Abstract |
不斉分子認識を基盤とした包接錯体化により,熱力学的支配のもとにラセミのα-一置換環状ケトン類を光学活性体に変換してしまう方法(デラセミ化法)の一般性を広く示すために,様々なラセミ体のカルボニル化合物をデラセミ化条件にふし,光学活性体に変換した.本年度は鎖状ケトンのデラセミ化に成功している.例えばベンジル-2-ヘキサノンの場合,96%eeのS体が94%の収率で得られている.また,新規ホスト分子として,光学活性テトラフェニレン誘導体を多数合成し,それらの不斉分子認識能を評価した. 素反応開発の課題では、不斉アザクライゼン転位により、4級の不斉炭素構築法も開発できた。また温和な酸性条件下に脱保護できる新しいスルホニル基としてのDios, Dimps基を考案した.そして,Dios, Dimps基を酸クロリドとして供給する方法を確立できた.これらはアミンと効率よく反応し,さらに新光延試薬CMMP,CMBPを用いたアルキル化にも成功した.最後にスルホニル基を除去する条件も確立できた. このようにして確立した素反応を利用し、(-)-epilachnene,antimycin A類,(+)-brefeldin Cを合成できた.またアブラムシ色素である幾つかのポリケタイドの全合成にも成功した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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