2012 Fiscal Year Annual Research Report
死後CT撮影による三次元再構築画像を用いた破格検証の有効性への挑戦
Project/Area Number |
22590169
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
松野 義晴 千葉大学, 予防医学センター, 准教授 (00376378)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 解剖学 / 死後CT / 画像分析 / 破格 / 体型データバンク |
Research Abstract |
本研究は、Autopsy Imaging(死亡時画像病理診断)の手法を応用し、肉眼解剖実習に提供される解剖体の全身に対するCT撮影(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)によって得られる三次元再構築データの精査(読影)を行うことで、稀に肉眼解剖実習によって遭遇する解剖体内の破格(Variation)を、“解剖前”に検証する有効性について究明することを第一義とする。 研究最終年度となる今年度には、特にCT画像読影による“破格”の検証ならびに 画像と解剖による“破格”検出の有効性についての研究成果をまとめ、解剖学の国際誌であるInternational Science Anatomicalへ"Interpretation of multi-detector computed tomography images before dissection may allow detection of vascular anomalies: A postmortem study of anomalous origin of the right subclavian artery and the right vertebral artery"と題し公表した(Sakamoto, Matsuno,et’al, 87, 238-244)。この成果報告によって本課題の基盤が構築され、解剖体習体へのCT画像読影結果が体内の希な形態異常(破格)を見出す有効なツールと成りえる方法論が確立した。また、解剖体へのホルマリン防腐液の注入による体内構造物への影響について究明することを目的に、防腐固定処置前と処置後にCTを撮影した画像から、その比較検証した成果を日本解剖学会において発表した(2013、3月:香川)。現在、本成果について国際学術誌への投稿準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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