2012 Fiscal Year Annual Research Report
脾臓形成を制御する遺伝子ネットワークの同定とその作用機序
Project/Area Number |
22590176
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
勝 賢二郎 熊本大学, 発生医学研究所, 助教 (30363526)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 解剖学 / 発生・分化 / 臓器形成 / 脾臓 |
Research Abstract |
① 転写因子群はどのような遺伝子ネットワークにより脾臓形成を制御するのか? 昨年度までの研究により得られた脾臓の遺伝子マーカーのうち、最も早い発生段階より発現するものはNkx3.2 とPitx2 であるため、この2遺伝子は脾臓形成遺伝子ネットワークの上位に位置すると予想される。そこで、両遺伝子の改変遺伝子を作成し、脾臓形成への影響を調べた。両遺伝子とVP16(転写活性化型)またはengrailed(転写抑制型)との融合コンストラクトを作製した。これらをエレクトロポレーション法によりニワトリ胚に導入し、脾臓遺伝子マーカーの発現変動を調べた。しかしながら、マーカー遺伝子の発現変動を確認することはできなかった。Nkx3.2、Pitx2の次に早く発現するBarx1についても転写活性化型および転写抑制型コンストラクトを作製して、同様の実験を行ったが、マーカー遺伝子の発現変動を確認できなかった。Nkx3.2、Pitx2、Barx1のsiRNA あるいはモルフォリノ・オリゴヌクレオチドを用いて、機能抑制実験を行ったが、マーカー遺伝子の発現変動を確認できなかった。 ② 脾臓原基の細胞増殖、細胞死、細胞骨格および細胞外マトリックスの動態 脾臓原基細胞の細胞増殖、細胞死、細胞骨格、細胞外マトリックスの動態を免疫組織化学的手法により観察した。① で使用した改変遺伝子がこれらの動態に影響するか否かを調べたが、変動を確認することはできなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|