2012 Fiscal Year Annual Research Report
「ビタミンC生合成能を持つマウス」を用いた酸化ストレスとビタミンC代謝の研究
Project/Area Number |
22590221
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
神林 康弘 金沢大学, 医学系, 講師 (20345630)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 裕之 金沢大学, 医学系, 教授 (30231476)
人見 嘉哲 金沢大学, 医学系, 准教授 (70231545)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 酸化ストレス / ビタミンC / 抗酸化物質 / 生理学 / 栄養学 |
Research Abstract |
ビタミンCを肝臓で生合成できるマウスにおけるビタミンC代謝と酸化ストレスの関係を検討した。 急性慢性炎症性酸化ストレスのモデルとして、C57BL/6Nマウス(♂, 8週齢)にLPS投与し、血中、及び肝組織中のビタミンC(AsA)濃度とビタミンCの代謝産物であるジヒドロアスコルビン酸(DHA)濃度を測定した。LPS投与前後を比較したところ、肝組織中AsA濃度が992±41 μMから1211±84 μM に増加すると共にDHA濃度が数μMから6~24時間後で200~400μMに増加していた。LPS投与5時間後から観察される血中AsA濃度増加を考慮すると、LPS投与は数時間の間に肝臓でのAsA産生量を顕著に増加させると考えられた。また、LPS投与動物の回復はLPS投与10時間以降の肝組織中のDHA/AsA濃度比と逆相関を示した。これらの結果は、酸化ストレスに対して肝臓でのAsA産生量が鋭敏に反応する可能性を示唆する。そこで、中等度の運動刺激による生理的酸化ストレスとマウス肝臓AsA産生量との関係を検討した。トレッドミル走(10 m/min, 1.5h)前後で肝組織中AsA濃度は比較的よく保たれている一方、DHA濃度が運動実施直後から400μM程度まで上昇した。DHA濃度の情報は運動実施後20hでも観察されることから、急性運動による生理的な酸化ストレスでも肝臓におけるAsA産生が誘導され、その産生上昇が比較的長く持続することが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)