2012 Fiscal Year Annual Research Report
糖鎖転移酵素遺伝子群と視交叉上核における概日リズム発現変動について
Project/Area Number |
22590232
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
西郷 和真 近畿大学, 医学部, 講師 (50319688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重吉 康史 近畿大学, 医学部, 教授 (20275192)
早坂 直人 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80368290)
楠 進 近畿大学, 医学部, 教授 (90195438)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ST8SiaVI 遺伝子 / シアル酸転移酵素 / 視交叉上核 (SCN) / 概日リスム / sialyltransferase8 / ST8SiaII |
Research Abstract |
我々記述のようにシアル酸転移酵素ST8SiaVI 遺伝子の発現が視交叉上核SCN, 海馬HC に特異的かつ限局的に発現しており糖鎖関連遺伝子のST8SiaVI遺伝子が概日リズムと関連していることは明暗条件(ZT)で飼育したマウスで、遺伝子発現に周期性があることをすでに見いだしていた。しかし、恒暗条件下で飼育したマウスでのST8SiaVI遺伝子が概日リズムと関連していることは不明であったため、その結果を得るために、恒暗条件下(CT)で飼育したマウスのST8SiaVI遺伝子発現の解析を行い、ZT条件下と同様に概日リズムと関連していることを発見した。また、その光刺激に対してもその反応性は上昇していた。以上から、ST8SiaVI遺伝子が概日リズムに関連している可能性を証明し、論文報告した。 また、シアル酸転移酵素ST8SiaVI 遺伝子のファミリー遺伝子α-2,8-sialyltransferase8b(ST8SiaII/STX)遺伝子もSCN で振動している可能性をGeneChip で見出しているため、ST8SiaII/STX 遺伝子のノックアウトマウスをジャクソン研究所より供給を受け、繁殖、凍結卵の作成した。現在、そのマウスのでは、いままで報告のない、両側の側脳室の著明な脳室の拡大を認めた。既報告では、ST8SiaII/STX 遺伝子オープンフィールド検査(四角く区切った約1メール四方のマス目の中でのマウスの行動を観察)を解析することにより、精神的な行動異常を感知されるとされているが、飼育しているゲージ内では、徴候はみられない。また発育に関しては、特に異常を言われていないが、当施設で繁殖中のマウスでは、その発育に異常を来している可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)