2012 Fiscal Year Annual Research Report
膵臓におけるビタミンDの新規標的遺伝子の同定と発現調節分子機構の解明
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22590295
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
崔 美花 日本大学, 医学部, 助教 (30571012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 寿光 日本大学, 医学部, 教授 (60361086)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 核内受容体 / ビタミンD受容体 / 標的遺伝子 / 膵臓 / 転写因子 / 組織特異的 / ペプチドホルモン |
Research Abstract |
平成22年度、23年度の研究により、peptide YY (PYY)が膵臓におけるビタミンDの新たな標的遺伝子であることを明らかになったので、その分子機構について、より詳細に調べた。 1.ランゲルハンス島におけるビタミンDターゲットとなる細胞の解析 平成23年度の研究により、PYYは膵臓の内分泌、ランゲルハンス島の淵に局在しており、その発現がビタミンDにより顕著に上昇することが明らかになった。そこで、内分泌細胞であるランゲルハンス島におけるより詳細な発現変化を組織免疫染色法で調べた結果、PYYがglucagonと同じα細胞に主に局在し、ビタミンD処理でPYYの発現だけが増加する結果が得られた。これらの結果は、膵臓の内分泌α細胞がビタミンDのターゲット細胞で、膵臓PYYの転写誘導を引き起こすことと考えられる。 2.ビタミンDによるPYY発現誘導は膵臓特異的である 平成22・23年度の研究により、ビタミンD処理によって膵臓のPYY mRNAレベル、血清のPYYレベルが増加することが明らかになった。そこで、ビタミンDによるPYY転写調節が膵臓特異的であるかどうかを調べるために、回腸、直腸におけるPYY mRNAレベル及び膵臓・回腸・直腸におけるPYY ペプチド含量を調べた結果、ビタミンD処理によって、膵臓のPYY mRNAレベル、PYY ペプチド含量が増加するだけで、回腸・直腸のPYY mRNA、PYYペプチド含量は変化が見られなかった。これらの結果から、ビタミンDによるPYY発現誘導は膵臓特異的であることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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