2011 Fiscal Year Annual Research Report
MDMX/MDM2がん遺伝子産物によるがん幹細胞の制御機構
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22590299
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
岡本 康司 独立行政法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (80342913)
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Keywords | 癌 / かん幹細胞 |
Research Abstract |
MDM2/MDMXと機能的に密接な関係があるp53がん抑制経路の解析を目標とし、ウェスタン法による個々の蛋白レベルにおける解析を、大腸がん幹細胞のin vitroスフェロイド培養系において行った。さらに、がん幹細胞におけるがん抑制経路破綻の有無、さらに破綻が有ればその機能的役割を明らかにする目的で種々の検討を行った。遺伝子発現マイクロアレイによる、網羅的な発現解析を行い、その結果を検討した。その結果、p53の蛋白レベルでの発現は、大腸がん幹細胞の分化前後で大きく変動しないが、一部の下流遺伝子に関しては発現の上昇が認められた。MDM2/MDMXの発現解析は現在進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した実験内容にそった研究が進行中であるため
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Strategy for Future Research Activity |
交付申請書の内容にそった研究計画を押し進めるが、その為に必要な実験上の準備は整っており、現状では大きな問題はない。
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