2012 Fiscal Year Annual Research Report
ファブリー病に対する遺伝子治療:ミニブタを用いた検討
Project/Area Number |
22590303
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
竹中 俊宏 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 特任准教授 (70363645)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉満 誠 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 特任助教 (70404530)
樋口 公嗣 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 特任助教 (90448580)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | Fabry病 / ミニブタ / 遺伝子治療 / 造血幹細胞 |
Research Abstract |
本研究の目的は、Fabry病・心Fabry病に対するレンチウイルスベクターを用いた遺伝子治療法の長期にわたる安全性・有用性を、ミニブタを用いた大型動物モデルで評価することであり、その実施計画の概要は次の如くであった。① 造血幹細胞の分離。②造血幹細胞に、レンチウイルスベクターを用いてalpha-galactosidase A遺伝子を導入。③alpha-gal遺伝子を導入したCD34陽性細胞を、ミニブタに対し自家移植を行う。④ 自家移植を受けたミニブタで、遺伝子導入効果・治療効果・安全性の検討を行う。このうち、平成24年度は以下の研究を行った。 1)ミニブタ単核細胞採取法の確立:本研究では、造血幹細胞を遺伝子治療の標的細胞としており、治療に必要な細胞数の確保が必要である。ミニブタにおける骨髄採取法は確立したものはなく、全身麻酔下で腸骨、大腿骨からのアプローチで骨髄採取を試みたが十分な骨髄単核細胞数を得ることができなかった。このため、末梢血単核細胞由来のCD34陽性細胞の採取に向けた試みを行った。幹細胞の動員にヒトG-CSF投与後に末梢血単核細胞を採取する方法を試みた。ヒトG-CSF投与により末梢血白血球数の増加を認めた。さらにアフェレーシスによる末梢血幹細胞採取を試みた。全身麻酔下で中心静脈ラインを挿入しアフェレーシスを試みたが、低カルシウム血症によると考えられる心停止により末梢血幹細胞採取は十分量行えなかった。2)抗ミニブタCD34抗体の作製:本研究では、単核細胞から抗ミニブタCD34抗体を用いCD34陽性細胞を分離する。抗ミニブタCD34抗体は入手困難なため、ペプチド抗原を用いた抗ミニブタCD34抗体作製の試みを継続中である。3)CD34陽性細胞への治療遺伝子の導入:レンチベクターを用いて単核細胞への治療遺伝子導入を試みた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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