2010 Fiscal Year Annual Research Report
受容体および新規分子によるプラズマサイトイド樹状細胞の制御機構の解明
Project/Area Number |
22590431
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
中村 晃 金沢医科大学, 医学部, 教授 (20344723)
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Keywords | 免疫学 / 感染症 |
Research Abstract |
細菌感染におけるpDCの制御機構の解明- プラズマサイトイド樹状細胞(plasmacytoid dendritic cell, pDC)は生体のインターフェロン(interferon, IFN)-α産生の大部分を担い、ウィルス感染のみならずさまざまな免疫疾患に関与する免疫担当細胞である。pDC上にはさまざまな受容体が発現しているが、本研究は自己の主要なマーカーであるMHCクラスI分子を認識する抑制型受容体PIR(Paired immunoglobulin-like receptor)-B^<1,2)>、およびFc receptor(FcR)をはじめとする活性化型受容体に会合する3種類のサブユニット分子FcRγ、DAP12およびDAP10の機能について、新規関連分子の同定を通じてシグナル伝達を中心に解析を行なうとともに、これまで全く知られていなかったレジオネラ菌感染におけるpDCの役割を明らかにすることを目的とする。 平成22年度研究結果 TLR9シグナル伝達の解析 野性型マウス(C57BL/6)、Pirb^<-/->マウスおよびme/vマウス、さらにFcRγ^<-/->マウス、DAP12^<-/->マウスおよびDAP10^<-/->マウスよりpDCを誘導・採取。活性化型サブユニットについては単独欠損に加えてFcRγ/DAP12^<-/->マウスおよびFcRγ^<-/->/DAP12^<-/->/10^<-/->マウスからもpDCを誘導・採取し、TLR9下流のシグナル伝達経路について、ウェスタンブロット法もしくは抗体アレイにより検討した。 IKK-aのシグナルに影響を与えていることが現在のところ判明している。
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Research Products
(4 results)