2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22590436
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
前田 和彦 熊本大学, 大学院生命科学研究部, 助教 (20332869)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 免疫学 / ゲノム / 遺伝子 |
Research Abstract |
活性型脱アミノ化酵素(AID)による抗体遺伝子への変異導入は成熟B細胞における抗体の多様性獲得には必須である。AIDが細胞質から核に移行して標的となる免疫グロブリン(Ig)遺伝子座へ導かれていく機構については明らかではない。本研究では、胚中心B細胞で高発現するGANPに着目し、AIDの抗体遺伝子DNA にアクセスする分子機構を明らかにすることによって多様性・親和性獲得の解明を行なう。最終年度では、GANP複合体を形成するヒストンに着目した。GANP自身のHATドメインがヌクレオソームの配置と安定性維持に関連することをChIP法及びヌクレオソーム占有アッセイによって検証を行なった。ヒトB細胞株のRamos 細胞で内在性GANPをノックダウンする方法を確立し、GANPによる効果を調べると、ヒストンアセチル化の低下、RNAポリメラーゼIIの活性化が著しくて低下することを証明した。さらに、GANP強制発現Ramos細胞では、IgV領域に存在する2つヌクレオソームのポケット領域に、AIDのホットスポットであるC→T変異が高頻度に起こっていることが判明した。これらの結果より、GANPによるIgV遺伝子座選択的アクセスが、AIDの標的DNAアクセスを制御することを解明した。以上の成果は、年度末に論文受理に至った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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