2012 Fiscal Year Annual Research Report
医学部における革新的臨床実習(長期統合型臨床実習)の有用性の検討
Project/Area Number |
22590454
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
伊藤 彰一 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60376374)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝比奈 真由美 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00302547)
田邊 政裕 千葉大学, 医学部附属病院, 教授 (10207160)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 診療参加型臨床実習 / コンピテンシー |
Research Abstract |
医学部の臨床実習において学生が十分な臨床能力を修得するための新しい実習方法とされている長期統合型臨床実習について、その有効性を従来のローテート型臨床実習と比較検討するため、千葉大学医学部の臨床実習カリキュラムを変更し、コア・クリニカル・クラークシップ(コアCC)として平成24年4月より開始した。従来の臨床実習では、全診療科を対象として1~2週毎のローテートを基本としていたが、コアCCでは基本診療科を対象として4週毎のローテートを基本とするなど、実習期間の延長を行った。基本診療科は、内科(消化器内科、腎臓内科、糖尿病・代謝・内分泌内科、アレルギー・膠原病内科、循環器内科、呼吸器内科、神経内科)、外科(肝・胆・膵外科、食道胃腸外科)、救急部・集中治療部、小児科、産婦人科(周産期母性科、婦人科)、精神神経科とした。救急部・集中治療部、小児科、産婦人科、精神神経科では、一部の学生が1~4週間を通して学外協力病院で実習を行った。その結果、臨床実習に向かう学生の実習意欲が向上し、また、実習期間内に経験する症例数が増加した。コアCC終了後の臨床コンピテンシー(臨床推論能力、救急対応能力、リーダーシップ、医学知識等)の評価を目的として、平成24年12月21日に全日をかけてコアCC試験(Clinical Performance Examination)を実施した。試験の結果、全学生がこれらの臨床能力・知識を修得していることが確認された。長期統合型臨床実習は、学生の実習意欲を向上させ、臨床コンピテンシーの習得に有用であると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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