2012 Fiscal Year Annual Research Report
小麦胚芽蛋白質合成系を活用したレジスチン特異抗体の作成と全自動測定システムの開発
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22590530
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
西田 亙 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80271089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大沼 裕 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00294794)
大澤 春彦 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90294800)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 糖尿病 / レジスチン / インスリン抵抗性 / モノクローナル抗体 / ELISA |
Research Abstract |
前年度までの研究から得られた、抗ヒトレジスチンマウスモノクローナルクローン群を解析した。His標識ヒトレジスチンをプレート上に固相化し、十分な吸光度が得られた0.3μg/mlの固相化濃度で、ELISAスクリーニングを実施したところ、合計13種の陽性クローンを得た。次に、抗体の特異性を確かめるために、競合試験を実施した。競合因子としては、His標識ヒトレジスチンおよび小麦胚芽にて翻訳したGST融合ヒトレジスチンを使用した。競合因子による十分な抑制が認められたクローンは、13クローンのうち1クローン(3E11)だけであったが、市販されている抗ヒトレジスチンマウスモノクローナル抗体に比較すると吸光度は低く、3E11の親和性は優れたものではないことが予想された。 今回の免疫では、マウス3匹に免疫を施行したが、第5回免疫後にこのうち2匹が死亡したため、残り1匹はブーストを行うことなく、脾臓細胞を回収し、細胞融合を行った経緯がある。2匹の死亡原因は明らかではないが、抗レジスチン抗体がマウスに対して何らかの糖代謝異常を引き起こした可能性がある。親和性の高い良質なモノクローナル抗体樹立を目指すため、第三回目のマウス免疫を実施した。今回は、コンプリートアジュバントによる初回免疫の後、インコンプリートアジュバントによる2回目の追加免疫、未処理抗原による3回目の追加免疫を行い、その後細胞融合を実施するプロトコルに変更している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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