2011 Fiscal Year Annual Research Report
革新的アレルゲン投与技術による高効率な芳香族炭化水素類の気管支喘息誘発能力の解析
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22590549
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
弘田 量二 高知大学, 教育研究部・医療学系, 助教 (20448385)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅沼 成文 高知大学, 教育研究部・医療学系, 教授 (50313747)
栄徳 勝光 高知大学, 教育研究部・医療学系, 助教 (50552733)
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Keywords | 気管支喘息モデルマウス / ダニ抗原 / 気道抵抗 / 芳香族炭化水素類 / 重金属 / 生分解性のポリマー / 非拘束 / アレルギー |
Research Abstract |
【概要】生分解性ポリマー技術を応用したアレルギー物質徐放インプラントを開発し、ストレスフリー、1回の投与のみで感作とチャレンジを引き起こさせ気管支喘息を発症させることができる技術を開発する。【目的】アレルギー促進物質であるディーゼル排気ガス(DEP)中に含まれる芳香族炭化水素類(PAHs)や金属類について、気管支喘息誘発能の有無を明らかにしていく。平成22年度前期に徐放インプラント要素技術を確立し、後期にはアレルギー促進物質10種類、平成23年度は30種類24年度は10種類についてマウス気管支喘息誘発能力を明らかにする。23年度前期は、ダニ抗原-DEP、ダニ抗原-PAHsなどのアレルギー物質徐放インプラントを再度作製する。課題として肺へのダメージの少ないインプラント材料と組み合わせるかDEPを肺に投入しない、発症率の向上(少なくとも80%)を目指すことである。【結果】昨年度作製したインプラントでは、DEPとの組み合わせで、マウス肺においても好中球浸潤が認められ、炎症が起こっていることが示唆された。これは、DEPとインプラントの組み合わせで炎症が拡大するものと推測された。本年度は、肺へのダメージを極力抑えたインプラント技術の確立が課題となった。 本研究室では、従来の経気道投与によるハイドロキノンやベツゾ(a)ピレン等の芳香族類炭化水素(PAHs)10種類について、マウス肺への毒性を明らかにしたので、現在論文投稿準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度作製したインプラントでは、DEPとの組み合わせで、マウス肺においても好中球浸潤が認められ、炎症が起こっていることが示唆された。これは、DEPとインプラントの組み合わせで炎症が拡大するものと推測された。インプラント材料の変更もしくは、DEPの投与を行わないこと、マウス発症率は限りなく100%に近いことが薬物候補のスクリーニングには望ましいが、肺へのダメージが限りなく少ないという、相反する性質を持ち合わせていなくてはならない。 このため、研究の進行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
確実に肺へ投与する技術は、自作カニューレによる溶液の投与技術を申請前から我々は所有している。したがって、肺へのダメージを極力抑えたインプラント技術の確立が本年の課題である。 従来の経気道投与によるハイドロキノンやベツゾ(a)ピレン等の芳香族類炭化水素(PAHs)10種類について、マウス肺への毒性を明らかにしたので、現在論文投稿準備中である。 インプラント材料の変更もしくは、DEPの投与を行わないことで、確実に気管支喘息発症を引き起こすマウス作成に取り組む。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] Anti-inflammatory Effects of Sacran, a Novel Polysaccharide from Aphanothece sacrum, on 2,4,6-Trinitrochlorobenzene-induced Allergic Dermatitis in vivo.(IF=2.801)2011
Author(s)
NGATU, N.R.; OKAJIMA, M.; YOKOGAWA, M.; HIROTA, R., (9人中4人目)
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Journal Title
Ann of Allergy, Asthma & Immunology
Volume: 108
Pages: 1-4
DOI
Peer Reviewed
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