2011 Fiscal Year Annual Research Report
メタボリック症候群の危険因子としての腹部脂肪に関する都市部職域コホート研究
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22590614
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
森山 賢治 武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (00301739)
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Keywords | 内臓脂肪量 / 腹囲周囲径 / 都市勤労者 / コホート調査 / 腹部CT |
Research Abstract |
データの収集と解析 1)身長、体重、血圧測定、腹囲周囲径測定、採血など労働安全衛生法にもとづく基本検査を実施して、データベースを更新した。この他に、上下肢インピーダンス法を用いた腹部内臓脂肪測定、糖負荷検査、腹部CTによる内臓脂肪面積測定、血液中インスリン濃度測定などについてオプション検査により実施した。日常生活における運動量は、希望者を募集することにより着用を依頼した。活動量計は、これまでとは異なる三軸の加速度センサーを内蔵した活動量計を用いて実施しデータの提供を受けた。 2)これまでのデータベースを解析・検討した。 結果 1)糖代謝能の障害が疑われる際、精密検査の要否を判定するHbAlc基準値について75gのOGTTデータより解析・検討した。その結果、HbAlcのcutoff値は5.6%(JDS)で感度(85.2%)、特異度(90.4%)と最も高い値となった。 2)三軸加速度センサーで活動量を測定し、歩行活動量(歩行エクササイズ(EX))と歩行以外の身体活動EXを算出し、平日と休日に分けて検討を行った。平日の歩行EXは、4.6±2.5EXであった。一方、休日の歩行EXは3.5±2.8EXであった。歩行以外の身体活動として、平日の歩行以外の身体活動EXは、0.7±0.6EX、一方、休日では、1.3±1.3EXであった。歩行と歩行以外の身体活動を合わせた全活動の一日平均EXはほぼ同程度であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究力者の異動の他、研究力施設における体制変更により、進捗が遅れている計画と中断している計画がある。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力施設において継続して収集可能な項目は観察を継続し、収集や提供に支障が生じた項目については打ち切りとして収集を中断し、これまでに得られているデータより解析を行うこととした。
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Research Products
(2 results)