2011 Fiscal Year Annual Research Report
社会福祉学生の実習ストレス対処能力と入学後からの生活習慣との関連についての研究
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22590615
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Research Institution | Kansai University of Social Welfare |
Principal Investigator |
川田 素子 関西福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (80412104)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 哲也 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (50448031)
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Keywords | 福祉実習 |
Research Abstract |
本研究は2つの研究から成る。(1)H22年度入学生(H23年度2回生)150名を対象に、H22年度施行の食行動を含む生活習慣アンケート(独自に作成したもの)と同様の質問紙調査を実施した。(2)H23年度ソーシャルワーク実習におけるストレス暴露とその要因の検討:3年次夏季(社会福祉士)、3年次春および4年次夏季(精神保健福祉士)に4週間に亘って実施される学外実習の、実習前と実習後に食行動を含む生活習慣アンケート調査およびSOC(ストレス対処力)・UPIを実施した。対象数は125名。この内、精神保健福祉士実習を行った学生を対象に、質問紙調査に加えて、生理状態を反映する指標として唾液中のコルチゾールを採取し、実習前と実習後における変化を見た。H23年度は研究(2)において、社会福祉士実習・精神保健福祉士実習の実習前と実習後のUPI(Uniaersity Personarity Inventory)における心身の健康状態の変化と特徴について分析を試みた。実習前と実習後において、得点項目順位、得点数、疾病のUPI項目等の男女差は大きくないが、実習前・実習後の時期においても男子は、心配性・脅迫因子が、また女子は、疲労感・威容減退因子が高い傾向が見られた。この点については、H24年度の3回生の調査結果を合わせて精査する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究(1)について、H22年度入学生を対象に、同じ内容の質問紙調査を1年次、2年次と経年して実施できている。研究(2)について、H22年度、H23年度3年次生を対象に、社会福祉士実習前と実習後に調査を実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究(1)について、H22年度入学時をベースラインとして、H24度3年次の実習ストレス対処能力と生活習慣との関連を調べ、分析・解析を行う。
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