2011 Fiscal Year Annual Research Report
認知症高齢者の早期把握を目的とした身体機能検査の確立
Project/Area Number |
22590658
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
宮野 伊知郎 高知大学, 教育研究部・医療学系, 講師 (00437740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 誠史 高知大学, 教育研究部・医療学系, 教授 (30240899)
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Keywords | 認知症 / 高齢者 / 身体機能 |
Research Abstract |
超高齢社会の日本では今後ますます認知症高齢者の増加が予想されている。認知症対策の第1段階として、認知機能の低下をできるだけ早期に把握し、認知症の進行を予防することが重要と考えられる。しかし、高齢者における認知機能低下を早期に把握することは非常に困難であり、その手段は確立されていない。本研究では、高齢者を対象として認知機能検査と身体機能検査の関連について横断的かつ縦断的に検討することにより、高齢者の認知機能低下を早期に把握可能な、簡便な身体機能検査を確立することを目的としている。本研究により、簡便な身体機能検査で、認知機能の悪化を早期に把握可能となれば、健康診査や診療の場で活用可能となり非常に有意義と考える。 研究対象者は、高知県内の研究地域に在住する高齢者である。平成23年度は研究対象者に対し、問診による日常生活動作能力(基本的ADL、手段的ADLなど)を含む生活機能、および疾患の治療歴などの健康状態に関する調査、また認知機能検査、身体機能検査などの調査を実施した。認知機能検査はMini-mental State Examinationを実施、身体機能検査はUp&Goテストと22年度の考案した身体機能検査などを実施した。調査結果をデータ入力した後、認知機能検査結果と身体機能検査結果の関連について検討を行った。24年度は23年度に引き続き、認知機能検査と身体機能検査を実施し、認知機能検査の変化について検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
高齢者を対象として認知機能や身体機能の調査を継続し、順調に調査が進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も調査を継続し対象者数の増加に努める。また、調査日程の調整による調査日の増加や、調査場所の増加などを検討する。
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