2012 Fiscal Year Annual Research Report
認知症高齢者の早期把握を目的とした身体機能検査の確立
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22590658
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
宮野 伊知郎 高知大学, 教育研究部医療学系, 講師 (00437740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 誠史 高知大学, 教育研究部医療学系, 教授 (30240899)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 認知症 / 高齢者 / 身体機能 |
Research Abstract |
超高齢社会を迎えた日本では、認知症高齢者の増加が問題視されている。認知症対策としては認知機能の低下を早期に予防することが重要であるが、そのためには認知機能の低下をできるだけ早期に把握すること、あるいは予想することが望まれる。しかし、高齢者における認知機能低下を早期に把握すること、あるいは予測することは非常に困難であり、その手段は確立されていない。本研究では、高齢者を対象として認知機能検査と身体機能検査の関連について横断的かつ縦断的に検討することにより、高齢者の認知機能低下を早期に把握可能な、簡便な身体機能検査を確立することを目的としている。本研究により、簡便な身体機能検査で、認知機能の悪化を早期に把握可能となれば、健康診査や診療の場で活用可能となり非常に有意義と考える。 研究対象者は、高知県内の研究地域に在住する高齢者である。平成24年度は23年度に引き続き研究対象者に対し、問診による日常生活動作能力(基本的ADL、手段的ADLなど)を含む生活機能、および疾患の治療歴などの健康状態に関する調査、また認知機能検査、身体機能検査等の調査を実施した。認知機能検査はMini-mental State Examinationを実施、身体機能検査はUp&Goテスト等を実施した。調査結果をデータ入力した後、認知機能検査結果と身体機能検査結果の関連について横断的に検討を行い、さらに、認知機能の変化、およびその変化と身体機能検査との関連について縦断的に検討した。25年度は引き続き、認知機能検査と身体機能検査を実施し、認知機能検査の変化についてさらなる縦断的検討を加える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究対象者に対する認知機能検査、身体機能検査等の調査を継続して実施しているため。 データ入力、分析作業も実施しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も追跡調査の継続とともに対象者数の増加に努める。 調査日程の調整による調査日の増加などを検討する。
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