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2011 Fiscal Year Annual Research Report

気腫性病変と骨粗鬆症の関連-レプチン受容体の関与について-

Research Project

Project/Area Number 22590838
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

小川 恵美子  滋賀医科大学, 保健管理センター, 講師 (00378671)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 黄瀬 大輔  京都大学, 医学研究科, 医員 (50572418)
KeywordsCOPD / レプチン受容体 / 肺気腫
Research Abstract

レプチン受容体と肺気腫病変の関連について、研究計画に基づき、平成23年度に引き続き、臨床研究と細胞培養を用いた研究を遂行した。
1.ヒト臨床検体を用いた臨床研究
昨年度に引き続き、京都大学の肺組織バンクより得た切除肺よりレーザーマイクロダイセクション法にて肺胞上皮細胞、気道上皮細胞、血管よりRNAを抽出した。本年度は、レプチン受容体などの遺伝子発現を比較検討するために、対象サンプルを増加した。これらサンプルを用いて、レプチン受容体を定量比較することが可能であることが確認できた。
滋賀医科大学においては、血液サンプルや臨床データの収集を開始し、約50名よりデータを収集した。引き続き、データの収集を行っている。画像解析も同時に開始した。特に骨粗鬆症ついては、胸部CT画像を用いた検討として、DEXA法などと比較検討することで、方法論の確立を行っている。
2.培養細胞を用いた研究
昨年度の正常ヒト気道上皮細胞の培養系を用いた検討に加え、肺胞上皮細胞や肺血管内皮細胞の細胞株を用いて、レプチン受容体の発現と喫煙曝露によるアポトーシスの関連について遺伝子や蛋白の発現の変化の検討を開始した。さらには、細胞を用いて、siRNAによるレプチン受容体のノックダウンの方法を確立した。
アメリカ呼吸器学会への参加は、同じ分野の研究を学び、意見を交換し、方法論等について助言を受けることができ有意義であった。
以上、臨床および基礎研究において、本年度の研究は、最終年度での臨床データの解析や細胞培養系を用いた作用機序の解明に繋げることができたと考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

臨床検体を用いた検討については、解析が進行している。滋賀医科大学での新たなサンプルの収集も開始している。細胞培養に関しては、今後も実験を進める必要があるが、条件の検討はほぼ終了している。以上から、おおむね順調に進展していると評価した。

Strategy for Future Research Activity

平成24年度は最終年度となるため、これまで収集してきたサンプルや抽出されたRNAを用いた解析を進め、その結果を学会や論文にまとめていく。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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