2012 Fiscal Year Annual Research Report
気管支随伴リンパ組織内細胞動態からみたT細胞非依存不活化ワクチンの投与方法の工夫
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22590855
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
千田 金吾 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (40197611)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 肺局所免疫 / 肺炎球菌ワクチン / 経鼻投与 / 皮下投与 / 気管支肺胞洗浄液 |
Research Abstract |
臨床において23価の肺炎球菌莢膜多糖体ワクチン (pneumococcal capsular polysaccharide vaccine:PPV) の効果を高めるため,従来の皮下投与 (SC) とPPVを経鼻的に投与した場合 (IN) の比較を行い,呼吸系局所の免疫誘導の効果を検討した. 実験1.BLAB/cマウスにおいて,SC群では血清IgG, IgAの誘導された.IN群ではいずれも誘導されなかった.気管支肺胞洗浄液 (BAL) 中のIgG, igAはいずれの群でも誘導されなかった.実験2.PPVの量を23μg→69μgに増量し,投与回数も2回/週→4回/週に増加したが,結果はいずれの群でもBAL中での特異的免疫グロブリンは検出出来なかった.実験3.上記の結果を踏まえ次のような条件下で実験を進めた.すなわちSC群:希釈したPPV 23ug/0.5mlをday1にSC.IN(LPS)群:PPV(69u/60ul)+LPS(10ug/20ul) をday1,8,15,22にIN. IN(コレラトキシン)群:PPV(69ug/60ul)+コレラトキシン(1.6ug/8ul)+PBS19ulをday1,8,15,22にIN.SC+IN(LPS)群:PPV 23ug/0.5mlをday1にSC, PPV(69ug/60ul)+LPS(10ug/20ul) をday22にIN.SC+IN(LPS)群:PPV 23ug/0.5mlをday1にSC,PPV(69ug/60ul)+コレラトキシン(1.6ug/8ul)をday22にIN.day28にELISA法で血清中,BAL中IgG,IgAを測定した. 結果:BAL IgG:IN(コレラトキシン)のみ上昇を確認できた.SC,SC+IN(コレラトキシン,LPS)では誘導できなかった. BALのIgAはいずれの群でも誘導できなかった.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)