2012 Fiscal Year Annual Research Report
間質性肺炎におけるマイクロパーティクルの役割と情報伝達物質としての意義
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22590868
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
長友 安弘 宮崎大学, 医学部, 講師 (20268600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡山 昭彦 宮崎大学, 医学部, 教授 (70204047)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 間質性肺炎 / マイクロパーティクル / 情報伝達物質 / サルコイドーシス |
Research Abstract |
本研究ではマイクロパーティクル(MP)の間質性肺炎(IP)の病態形成への関与を明らかにし、さらには臨床応用・治療へと展開するための基礎的知見を得ることを目的としている。平成23年度の研究において、BALF中のMP解析をホスファチジルセリンに結合するannexin V(AV)を用いたフローサイトメトリー法で行った結果、IPにおけるMPの中央値が高く、血清LDHとは負の相関を示し、またBALF中の白血球数や液性因子とは相関を示さなかった。この結果を受けて平成24年度においては、IPの対照疾患としてサルコイドーシス8例(高解像度CTで肺野病変あり5例、縦隔病変あり7例)のBALF中MPについて検討を加えた。BALF中のリンパ球比率は4~90%と正常域から著明上昇であったが、CD4/8比は全例2.5以上であった。BALF中のMP数を測定したところ、13.8~111.4(中央値44.4)/μlと検出が確認された。肺野病変の有無での解析では、有する群では60.4/μlと有さない群の40.6/μl に比して高い傾向があった。MP数とBALF中の総細胞数、リンパ球数、好中球数との間には明らかな相関は見られなかったが、リンパ球数との間には弱い正の相関傾向があった。以上の結果から、MPはサルコイドーシスの肺野病変形成過程において影響を与えている可能性が考えられた。今後は慢性炎症病変であるIPと肉芽腫性病変であるサルコイドーシスを対比しながら、MPの表面マーカー解析などを行うことでその細胞由来を解析し、ステロイド治療等の影響によるMPの推移を検討し、疾患マーカー、治療標的としての意義を明らかにしたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)