2012 Fiscal Year Annual Research Report
Th17細胞の関与する非小細胞肺癌ー間質相互作用による腫瘍血管新生
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22590869
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Research Institution | Josai University |
Principal Investigator |
沼崎 宗夫 城西大学, 薬学部, 教授 (50344677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萩原 弘一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00240705)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | Th17 / サイトカイン / 血管新生 |
Research Abstract |
Anti-human CD3 monoclonal antibody (mAb) と anti-human CD28 mAb を coating した culture plate で、CD4 T 細胞を IL-23 存在下に7~10日間培養し Th17 細胞を誘導した。同様に、IL-12 存在下に7~10日間培養しTh1 細胞を誘導した。誘導した細胞中の Th17 細胞及び Th1 細胞の比率を、各々の細胞の IL-17A と IFN-gannma の発現を flow cytometry で検討し確認した。誘導した細胞中の Th17 細胞及び Th1 細胞をヒト IL-17A 産生細胞分離キット及びヒト IFN-gannma 産生細胞分離キットで単離し、単離した Th17 細胞及び Th1 細胞の培養上清を採取した。採取した Th17 細胞培養上清の血管新生活性を angiogenesis kit を使用して検討した結果、VEGF などより血管新生誘導活性は低いものの、明確な血管新生誘導活性を有することを見出した。Th17 細胞培養上清の血管新生活性は、IL-17A 阻害抗体の添加で一部阻害されることが判明した。さらに、Th17 細胞の培養上清が human dermal microvascular endothelial cell (HMVEC) の遊走を刺激するか検討した結果、Th17 細胞の培養上清は、HMVEC の遊走を促進することが判明した。また、Th17細胞、肺癌細胞および線維芽細胞を共培養すると、コントロールの培養系と比較して培養液中の血管新生因子の濃度が有意に増加することが判明した。Th17細胞を担癌 SCID マウスの尾静脈より数回投与した場合は、コントロールの細胞を投与した癌組織の増殖と比較して増殖速度に変化は認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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