2012 Fiscal Year Annual Research Report
胚性幹細胞由来の腎遠位尿細管蛋白質リン酸化酵素の発現調節と機能についての検討
Project/Area Number |
22590913
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
金岡 知彦 横浜市立大学, 附属病院, 指導診療医 (70551258)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 功一 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40285143)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 遺伝子 / 細胞・組織 / 発生・分化 / 循環器・高血圧 / シグナル伝達 |
Research Abstract |
『腎尿細管HUNK/MAK-V発現量 /AT1受容体発現量の増加 → 腎尿細管でのHUNK/MAK-V発現上昇による相対的なAT1受容体情報伝達系活性の低下 → 食塩感受性高血圧や腎障害の抑制』という仮説の検証のために,gain-of-function in vivo strategyにより,HUNK/MAK-V機能を生体レベルで解明すべく,HUNK/MAK-V過剰発現マウスを用いて,食塩感受性高血圧,腎障害におけるHUNK/MAK-Vの機能的意義についての生体レベルでの解析を行い,未知の部分が依然として多いHUNK/MAK-Vの機能を探求した.さらに,ヒト腎生検標本を用いてヒト腎組織におけるHUNK/MAK-V発現の局在性の検討,およびHUNK/MAK-VとAT1受容体の発現量バランスの解析を行った. 1.HUNK/MAK-V高発現トランスジェニックマウスの作製と機能解析. HUNK/MAK-V過剰発現マウスについて血圧測定,水電解質代謝測定を行うとともに,食塩摂取量の変化にともなう血圧変動や腎機能,水電解質代謝の変化について,調達済みの代謝ケージを用いて検討するとともに,遠位尿細管細胞から集合管にかけて多く分布しているENaCやNCCなどのNa(+) transporterの発現の変化について明らかにした. 2.ヒト腎組織でのHUNK/MAK-Vの発現分布および腎炎・糖尿病性腎症での発現調節についての検討. ポリクローナル抗ヒトHUNK/MAK-V抗体を用いて腎生検時に得られる腎組織における内在性HUNK/MAK-Vの局所発現解析を行い,遠位尿細管におけるHUNK/MAK-V蛋白発現について詳細に明らかにした.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)