2012 Fiscal Year Annual Research Report
脱髄性ニューロパチーにおける軸索障害と分子基盤:予後と治療反応性
Project/Area Number |
22590928
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
川頭 祐一 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (40569779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 正博 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (40437041)
小池 春樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (80378174)
祖父江 元 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20148315)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 脱髄性ニューロパチー / 軸索障害 / Axon-myelin interaction / 治療反応性 / イオンチャネル |
Research Abstract |
Axon-myelin interactionに関与する構造としてはランビエ絞輪からjuxtaparanodeに分布する分子群の重要性が指摘されている。ヒト生検腓腹神経のときほぐしから各種分子(チャネル、TAG-1, CNTN1, Caspr, Caspr2など)の分布と発現を免疫組織学的により解析した。光顕レベルの形態は保持されているにもかかわらず、nodeにおけるチャネルの発現変化が観察され、正常例に比べて著明な低下を示した。TAG-1をノックアウトしたマウスの解析では、homologousにTAG-1がノックアウトされた場合、顕著な出産効率の低下とともに、出産後も明らかな発育不全が惹起されることを確認した。このことからTAG-1をはじめとするaxon-myelin interactionにかかわる分子は、主に発生段階でチャネルを介して機能を発現するとともに、脱髄後の修復機転に対しても重要な機能を有することが示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)