2012 Fiscal Year Annual Research Report
新規PETによる多発性硬化症およびNMOのアストロサイト機能評価
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22590931
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中辻 裕司 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20332744)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 和城 大阪大学, 医学部附属病院, その他 (20573223)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 多発性硬化症 / NMO / アストロサイト / PET |
Research Abstract |
本研究ではアストロサイト特異的トレーサー(11C-酢酸)を利用し、positron emission tomography (PET)にてMSおよびNMO患者におけるアストロサイトの機能障害を生体内にて画像化することを目的としている。これまでの約3年間にMS患者さん6名、NMO患者さん2名、および健常者6名の同意と協力をいただき酢酸PET/MRIの検査を遂行した。 その結果MS患者脳では健常者に比べ大脳白質、皮質の両方において11C-酢酸の取り込みが亢進しており、特に白質においてより有意に亢進していた。これに反してNMO患者脳においては酢酸代謝に健常者群との有意差は認められなかった。この結果はMSではアストログリオーシスにより代謝が亢進しており、NMOでは健常者と有意差がなかったが、これはグリオーシスによる代謝亢進とアストロサイト障害による代謝低下の総和として健常者と差がなかったことが一因と推測される。以上の結果から11C-酢酸PETがMSにおけるin vivoでのアストロサイト代謝を反映する初めての検査となりうることが示された。またMSとNMOにおけるアストロサイト代謝が異なることを初めてvivoで示すものである。今後症例を増やし、また他施設でも追試いただき11C-酢酸PETを確立した検査法として普及させることが重要である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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